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ウサギとてぬぐい
てぬぐいは小学校の頃、実家にはウサギを飼っていたとき、ウサギの為の草を刈りに行く時必ず持っていきました。
ウサギの毛を定期的に売りますが、その時兄と私はお小遣いを貰いました。兄と私が二人で交代でウサギの食用の草を刈りに行ったり、時間になるとウサギに草をあげたり世話していたので、その為のお小遣いでした。
ウサギは一時はかなりの数だったと思います。ウサギ小屋と言われるものもありました。草刈りに行くと、釜で偶に手を切ってしまうこともあるので、日本てぬぐいはそんな時、包帯の代わりにした事もあります。勿論、汗拭きにもなるので、とても便利でした。
その後、ウサギをペットのようにして飼う人もいるというのを知ってとても不思議でした。私はペットとしてウサギを飼う気には絶対ならないでしょう。そういえば、飼っているウサギを祖母がお料理した事もありました。祖母はいつもてぬぐいを頭に被せていましたっけ。
今考えると残酷な可哀想な感じもしますが、あの当時はそんな気持ちには全くならなかったのが不思議です。働き出して、ヨーロッパに旅行に行った時、食用としてウサギがそのまま売っていたり、既に死んでいてそのまま吊るされてのを見てビックリしました。日本では見たことが無い情景でした。
今だにてぬぐいを見ると何故か実家で飼っていた目の赤いウサギを思い出します。
犬のバンダナ代わりにてぬぐい
日本てぬぐいといえば、私は日本犬を連想させてしまいますが、それに至るまでの切欠とのなった出来事をここに記したいと思います。
ある日の夕方の出来事です。私はいつもの様に仕事帰りに自転車を走らせて自宅へ帰る途中でした。その途中に、散歩中の日本犬とその飼い主さんを見かけました。
私の帰宅時間は、丁度近所の犬を飼ってらっしゃる家庭の散歩タイムである事が多く、毎日色々な犬達を見ることが出来ます。中には、顔見知りのご近所の方もいるので、軽く挨拶をしながら通り過ぎる事もあります。
その日本犬、後で伺った所柴犬でしたが、その犬の首輪の所には、てぬぐいが巻かれていたのです。
ゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーなど、洋犬の首にバンダナを巻く飼い主さんは結構いらっしゃいますが、柴犬にてぬぐいを巻かれた姿は初めて見ました。
私は、犬、特に日本犬が大好きで、思わず話しかけてしまいました。その柴犬の毛の色はオーソドックスな茶色で、とてもきれいに手入れされていました。飼い主さんの許可を頂き、撫でさせて頂いた所、控えめに尻尾を振りながら大人しくしていました。
飛びつく犬も多い中、とてもよく躾をされている柴犬と感じました。その柴犬自体は、私に飛びつきたくて仕方ないのを、ぐっと我慢している様子でした。その風貌が、まさに控えめ、謙虚な日本人の姿そのものと重なり、それを強調するかの如く、首に巻かれたてぬぐいがとても似合っていたのです。
飼い主さんに伺った所、やはり洋犬はバンダナや洋服を着せている飼い主が多いけれど、飼い主さん自身は、犬に洋服を着せるのが嫌で、それならてぬぐいを巻いてみたらどうだろう、と巻いてみた所、やはりとても似合ったのでこうしている、との事でした。
この日から、街中で見るたびに、日本犬に巻いたら、可愛いだろうな、と連想してしまいます。やはり、日本犬も、日本で生まれた物なので、日本のてぬぐいが良く似合うのでしょう。