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人によっていろんな使い方があるてぬぐい

てぬぐいは最近ではあまり使う機会がないのですが、それでもやはり昔から愛用されているものだけに、我が家にもあります。我が家にあるのは、実家からもらってきたものです。

また、てぬぐいのイメージとしては、薄くて吸収性がよくて、昔おばあちゃんのおうちにたくさんあったような感じがします。ということから考えても、やはり昔の人はよく使っていたのだということが考えられると思うのです。

今の時代は、どちらかというと、タオルの世代ですから、あまり利用頻度がないのかもしれませんね。

わたしが使っている日本てぬぐいのイメージは、いつも通っているマッサージの先生が使っているので、そのマッサージで使われるという感覚です。

肩や首をマッサージしてくれるのに、てぬぐいはちょうどいい薄さなのです。直接肌に当たるのでは痛いし、服の上からだと服の厚みでごついのであまり感覚がないのです。

このようにてぬぐい一つでも、人によっていろんな使い方があるのではないかと思います。お祭に参加する人もよく頭に巻いていますよね。いわゆるねじり鉢巻のことですが、その鉢巻の模様って、白地に紺色の水玉模様です。シンプルですよね。今だといろんな柄のがありますので、ハンカチのように柄を楽しむこともできますね。

てぬぐいのあのぬくもりが人気の秘密

てぬぐいって、わたしは今まであまり興味がなかったのですが、最近の「和風ブーム」の影響で、可愛い絵柄のものが増えているような気がします。

雑貨屋さんに入っても、可愛いデザインのてぬぐいが売られているのをしばしば見かけるようになりました。やはりタオルとは違った何ともいえないあのぬくもりが人気の秘密なのでしょうか。

わたしの友だちはてぬぐいが大好きなんだそうです。有名なのは「かまわぬ」というお店のものだそうです。わたしは詳しくないのでよくわかりませんが、マニアの方なら絶対に知っているお店なのだそうです。

そんなに有名で人気なのに、インターネット通販はやっていないとのことです。自分の手にとってから選んで欲しい、というお店側の気持ちを感じます。

使い方としてのてぬぐいは、そのまま手を拭いたりというハンカチやハンドタオルの代わりにももちろん使えますが、贈り物を包んだり、ブックカバーにしたり、何枚か使って暖簾の代わりにしたり、いろいろな使い道があるようです。また、柄そのものを目で見て楽しむために、そのまま額に入れて飾る、ということもできます。

また、わたしの地元、福岡の有名なお祭りに「博多祇園山笠」があるのですが、このお祭りでは、山笠に関わる男の人は、その役割によっててぬぐいの色が違います。オリンピックで順位によってメダルの色が異なり、上位のメダルの色に憧れる、という感覚に似たものがあります。

また、日本てぬぐいのお手入れ方法ですが、洗剤で洗わないで、水だけで手洗いすれば、柄の色落ちを防げるそうです。長く使い込んで、柄がだんだんと色あせていくというのも味かなと思えますが、気に入った柄を長く楽しみたいときには、水で手洗いが良いのかもしれません。

日本の心とも言えるてぬぐいが今の時代にも引き継がれているということは素晴らしいことだと思います。ひとつのブームではなく、これからも引き継がれていってほしいと思います。

てぬぐいで感じたジェネレーションギャップ

先日面白い経験をした。85歳のお年寄りと話していたときのこと。指を指しながら「そこにあるてぬぐいをとってもらえる」と頼まれた。あたりを見渡しても、該当するものがない。おかしいと思い、再度確認した。

とすると、やっぱりてぬぐいだという。指を指す方向で、一番近い存在であるテーブルの上に合った白いタオルに手を置いた。すると、お年寄りはそれという顔をしていた。なるほど、やっと分かった。使う言葉が違ったのだ。同じ物を見てもカタカナ(英語)と日本語で理解していたのだ。

「タオルですね」と確認すると、不思議な顔をされた。どうやら、この人にとってはてぬぐい以外のものではないらしい。同様に私にとっては、タオル以外のものではなかったのだ。これがジェネレーションギャップというやつだ。

私にとって当たり前のことが、違う年代の人にとっては不自然、ときには非常識ですらなってしまう。自分より3倍以上も長生きしている人と話すのは、難しいと思った。そして、このようなことが常にありえると、心得るようにもなった。

それからは、このお年寄りと話すときは、カタカナでなく平仮名や漢字で理解するようにしている。話すときも同様に平仮名と漢字。だから、この体験の後はタオルという言葉を使わなくなった。てぬぐいと、くっきりはっきり言っている。

でも、どうしても違和感があって。いまだにちょっと戸惑ってしまうのだ。私にとっては、やっぱりタオルだと思う。